Ninja400のヘルメットホルダーを移設した!
先日Ninja400に備え付けられているヘルメットホルダーを移設するためのステーを購入しました。
本日移設作業を行いましたので、作業概要や作業前後の使い勝手等を記載したいと思います。
ヘルメットホルダーを移設しようと思った訳
私のNinja400は2019年式ですが、元々設置されているヘルメットホルダーは設置位置が良くなく、単純に使い勝手が良くなかったことが移設しようと思った理由です。
上の画像の丸で囲ったが元々ヘルメットホルダーが設置されている場所です。
Ninja400の鍵をそのまま使用できる仕様です。そこはよいのですが…
開状態にするとヘルメットをひっかける部分が上方に展開します。画像は金具の滑りが良くないので固定されてますが、新車だったり洗車してきれいな状態だったりだとこの金具が固定されず、閉状態に戻ろうとしてきます。
次にヘルメット側の金具にひっかける場所の図です。人差し指のある部分をヘルメットホルダーの金具にひっかけて固定します。
ひっかけた状態です。画像ではわかりずらいですがヘルメット側の金具をホルダーにひっかけるためにはホルダー側に結構な力を込めて引っ張ってやる必要があり、かつホルダーの金具が固定されない状態だとヘルメット側の金具を引っ張りつつホルダーの金具を展開しないといけないという超絶面倒くさいことをしないといけません。
完全に固定された状態です。実はステップの先端がヘルメットのシールドに接触していて下手をすれば傷ついてしまう状態です。シールドを開ければヘルメット本体と接触するのでどちらにしてもよくない状態です。
次は固定されたヘルメットを取り出そうとしている状態。今度はヘルメット自体が邪魔をして鍵をそのまま差し込めないので、ヘルメットをずらしながら鍵を差し込むということを要求されます。
と、何から何まで使い勝手が悪いヘルメットホルダーなのです。これまでは我慢して使っていましたが、いよいよ緊急事態宣言も解除されそうな勢いでようやく近場ならツーリングできるかもしれないので、この機にヘルメットホルダーを移設して利便性を向上させようと思います。
移設に必要なもの
移設に行う際に必要なものは以下となります。
移設用ステー
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07CX1S8VX/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o03_s00?ie=UTF8&psc=1
もしかしたらいろんなメーカーから販売されているのかもしれませんが、私はキジマから販売されているものを使用しました。
T型 トルクスドライバーT30
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B001EQAMS4/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o03_s00?ie=UTF8&psc=1
Ninja400に設置されているヘルメットホルダーをそのまま移設する場合、固定されているネジが特殊なものなのでこのトルクスドライバーが必要です。
六角レンチ
今回使用するステーはNinja400のタンデムステップに仕込むので、いったんタンデムステップを取り外す必要があります。タンデムステップは六角ボルトで固定されているので取り外しに六角レンチを使用します。
なお元々Ninja400に使用されているボルトは6mmですが、ステーに付属しているボルトは5mmなので、6mmと5mmの2種類の六角レンチが必要です。
ネジロック
タンデムステップ、ヘルメットホルダーともに走行中にネジが緩んで外れてしまうというのは論外です。振動によるネジのゆるみを防止するためネジロックを使用します(ステーの説明書にもネジロックを使用することが指示されています)
ネジロックの強度は
弱:小ねじ等の低強度でよいもの
中:一般向け
強:2度と外れてほしくないもの向け
の3種があるようですが私は中強度のものを使用しました。
これらの部材があれば最低限作業ができますので早速作業を行います。
実際の作業
①タンデムステップを取り外し
まずタンデムステップを外します。
回す方向は反時計回り(画像でいうと右→左)です。ただこのボルトは結構強力に占められているので、私の使用している六角レンチのように短いものだとかなり苦労します。
そんな場合でも別途道具を準備する必要はありません!Ninja400には以下のような車載工具があります。
プリロードを調整する工具を延長するためのものですね。これを使って、
こんな感じでしてやれば簡単に延長できるので力を籠めやすくてこの原理もより効果的に利用できます。六角レンチがネジ穴から外れないように気を付けて一瞬だけ力を籠めることを繰り返してやるとうまくボルトが外れると思います。
外れました。タンデムステップは2本のボルトで止められているのでもう片方も取り外します。
無事取り外せました。
②ヘルメットホルダーの取り外し
次にヘルメットホルダーを取り外します。
ここで準備したトルクスドライバーの出番です。ここは元からネジロックで固定されているのでここも結構固いです。ネジ穴を舐めないように慎重に作業を行います。
こういった固いネジを舐めないように取り外すコツは、ドライバーをネジ側に力を入れて押さえつけながらドライバーを回すことです。こうすることで予期せずネジ穴からドライバーが外れてネジ穴を舐めてしまうということを防ぐことができます。
ただもともとのヘルメットホルダーもステーで固定されているだけなので、フルパワーで押さえつけるとステーが奥側に曲がって車体にあたってしまうので、今回の作業においてはほどほどに押さえつける必要があります。
無事外れました。ネジロックが付着していた跡が見受けられます。本来であればこれをきれいに取れればよいのですがそういったアイテムに心当たりがなかったので、カッターで取れる部分だけきれいにして再利用しました。
③ステーとタンデムステップの取り付け
次は購入したステーとタンデムステップをステーに付属されたボルトとワッシャーを使用してバイクに固定します。順序としては、
-----
ボルト
ワッシャー
タンデムステップ
ステー
バイク
-----
という形になります。またここで準備したネジロックを使用します。
ちょっとわかりづらいですがボルトの青くなっている部分がネジロックを塗布した箇所です。この状態でバイク側に取り付けます。
無事取り付けられました。
④ヘルメットホルダーの取り付け
最後にヘルメットホルダーを取り付けます。元々使用されていたネジにネジロックを塗布してステーに取り付けます。
取付完了です。フリーの状態で金具が下に展開する形になりました。
以上で作業終了です。
移設後のヘルメットホルダーの使い勝手
上の図のように金具が何もせずとも下に下がってヘルメットの金具を通しやすくなっています。
取り付けようとしている状態です。この画像からはわかりづらいですが、金具をヘルメットホルダーに通す際にはこれまでとは違って全く力が要らず、極めて自然にヘルメットホルダーにひっかけることが可能になりました。
ヘルメットをホルダーにぶら下げた状態です。ヘルメットの側面やシールドにバイクの突起部分が当たるようなこともなく、ヘルメットに傷がつく心配をする必要がなくなりました!
ひっかけて固定した状態で鍵を差し込んだ状態です。これまではヘルメットをずらさないと鍵が差し込めなかったのですが、移設後はそんなことをせずとも鍵を差し込めるようになりました!地味にすげー楽です!!
まとめ
ということでNinja400のヘルメットホルダーを移設してみました。作業時間は1時間程度で普通に工具が使用できれば全く問題なく作業が行えるかと思います。
少し出費は発生しますが作業前後でヘルメットの取り扱いが非常にやりやすくなったため、Ninja400に乗ってらっしゃる方にとっては結構おすすめのカスタムじゃないかと思います!
このブログで楽しんでいただけたらクリックいただけると励みになります