ZX-6Rと楽しむ人生色々

愛車のZX-6Rとの戯れをはじめとした人生の楽しみや日々心の琴線に触れたことを綴っています。

10年ぶりのPC自作(アップグレード)後編

先日それまで使用していたPC挙動があまりにももっさりしていたので、仕事のストレスも相まってPCパーツを買いあさってPCのアップグレードを行いました。

組み立ての様子はこちら。

tremolopicking.hatenablog.com

 

とりあえず使用して1週間が経過したので所感を記載したいと思います。結論だけ述べるとそれなりの金額をかけただけあるので良いことしかありません。 

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今回更新したもの

今回のアップグレードで更新したものと元々使用していたもの、流用したものは以下の通り。

①更新したものとこれまで使っていたもの

パーツ これまで使っていたもの 更新したもの 値段
CPU インテル Core i7 860 AMD Ryzen 5 3600 with Wraith Stealth cooler 3.6GHz 6コア / 12スレッド 35MB 65W【国内正規代理店品】 100-100000031BOX 26,644
マザーボード ASUS P7P55D-E EVO ASRock AMD Ryzen AM4 対応 B450 チップセット搭載 ATX マザーボード B450 Steel Legend 11,409
メモリ キングストン Kingston デスクトップPC用メモリ DDR3-1600 HyperX
(具体的に何GBだったのかは不明だがPC上は4GBは認識していた)
キングストン Kingston デスクトップPC用メモリ 16GB DDR4-3200 8GBx2枚 HyperX Predator RGB HX432C16PB3AK2/16 RGB LED 13,262
SSD (実装なし) Crucial SSD M.2 1000GB P1シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe 5年保証 正規代理店保証品 CT1000P1SSD8JP 13,111
OS Мicrosoft Windows 7 professional Мicrosoft Windows 10 Home 19,280
グリス (不明) AINEX シルバーグリス [AS-05] 1,282
合計金額 84,988

 

②流用したもの

パーツ 流用したもの
ストレージ HDD 3TB(1TB+2TB)
メディアドライブ ブルーレイドライブ
グラフィックボード GIGABYTEの2GBくらいのもの
電源 650Wのもの
PCケース Antec社製のもの

 

更新したものに比べて情報があまりにもざっくりしすぎていますが、何分10年前から使用している(ブルーレイドライブとグラボは交換してるけど)ので詳細を覚えていないので許してください。
この辺も買い替えると4,5万円くらいは上乗せになるかと思います。
あと記載してないですがキーボード、マウス、モニターなんかもそのまま使ってます。

 

PC更新により改善された点 

①鬼のように起動が早くなった

以前のPCは10年前のCore i7 860という化石のようなCPUを積んでいた、OSはWindows7 32BitということでOSの制限上メモリは4GBしか利用できない、SSDを組み込んでいないなど、このご時世で使用するにはいろいろ限界を迎えておりました。

今回は現在の流行のコスパに優れるCPU、Windows10 64Bit、SSDを搭載することで起動時間は大幅な改善ができました。

さらにBIOSの設定にてファストブートという機能をオンにすると、電源を入れてから5秒でPIN入力画面に遷移し、デスクトップ画面に遷移した週間からchromeを起動できるという凄まじさです(電源ONから10秒ほどです)。これは本当にカルチャーショックレベル。物を壊れるまで使うというのも悪くはないですが、PCにおいてはそうではないということを痛感しました。こういったデバイスは一定の期間が経ったらさっさと更新するのが良いという好例です(ほかにはスマホもそうだと思う)

ただし現状のPCではこれまでインストールされていたアプリの大半は入れてません。ほとんどゲームとか必要に応じてインストールしたものなので今は使わないためです(特にゲームはもうやらない)。なのである程度時間がたっていろんなソフト・アプリがPC内に増えてきたらどうなるかは見ものです。

 

②アプリの起動・終了が超スムーズになった

以前のPCでは起動後20分程度しないと動作が極めて安定せず、何らかのアプリを起草しても「応答なし」となることが日常茶飯事でした。

一回安定すればまあちゃんと使えるのですが、いろいろ使ってると徐々に挙動が怪しくなってきて再び「応答なし」がぼちぼち出てき始める始末。動作を軽くしようと思ってアプリを終了させようとしても「応答なし」。

馬鹿にしてんのかって感じですが、タスクマネージャをやっとの思いで起動させると、こういう時はもうメモリ使用率が90%をフラフラしているのでまあしょうがないなという状態です。そもそも調子のいい状態でもメモリ使用率は70%を下らないような状態だったのでそりゃもう限界だったわけです。

今回はOSは64Bitだしメモリは16GB積んでいるのでちゃんと16GBを認識しています。今この記事を書いている段階では2.8GB使っているみたいですが、これでも以前のPCでは70%使用していることになります。これが今では18%ほどしか使っていないので余裕有りまくりです。

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③FullHDの動画が作れるようになった

これはそんなに使ってないですが、iPhoneやアクションカメラで録画した動画の編集、作成が行えるようになりました。

今後はツーリングの際にアクションカメラをもって出かけ、ツーリングの思い出をちゃんと残そうと思っています。ただそのままの動画の状態で残すとめちゃめちゃ容量を食うのである程度は編集することが必要ですが、動画編集・作成にはCPUそのもののスペックとある程度以上のメモリ容量が要求されます。

以前のPCではそもそも元動画を読み込むところから挙動が重く、編集使用するとメモリ容量不足でエラー落ちする始末でした。なので動画の書き出しまでたどり着けないという有様でした。

今では動画読み込み・編集は全く問題なく、書き出しも何の問題もなく行えるだけでなく、並行してネット巡回する程度であれば全く余裕でこなします。動画書き出し時間は書き出す動画の再生時間と同じくらいです(10分の動画を書き出す場合は10分くらいかかる)。

ちなみに動画書き出し時は8GB程度のメモリを使用していました。繰り返しますが以前のPCは4GBしかメモリがなかったので、動画作成なんて言うのは虐待みたいなことだったんだと思います(笑)。

 

④シャットダウンが鬼のように早くなった

これは①に関連するのかもしれませんがシャットダウンも驚きの速さになりました。

以前のPCではシャットダウンも5分程度かかっていた、かつたまにシャットダウンし切らずに延々と「シャッタダウンしています」の画面から動かないこともありました(寝る前にシャットダウンして朝起きたら「シャッタダウンしています」の画面だった時もあります…)。今のPCでは10秒程度で完全に電源が落ちます。

控えめに言って最高です。

 

⑤USB接続デバイスをちゃんと認識するようになった

これはマザーボードが逝っちゃってたのかもしれないですが、以前のPCはUSBデバイス(ライトニング経由でUSB接続したiPhoneやUSB接続したアンプシミュレーターなど)を認識したりしなかったり(認識しない方が多い)という状態でした。

今回はマザーボードを新しくしたのでこの部分も改善されました。というかこの状態が当たり前なのでここで喜んでる時点で毒されていたということですが。

 

ここに至るまでの失敗談

以上がPCをアップグレードさせて良かったこととなります。結構お金をかけただけあり、腐りに腐ってたPCの基本的な動作がすべて改善されたのは単純に満足度が大きいです。

ただここまで来るのには結構失敗もありました。今回は割と突発でアップグレードを決めたので、各種パーツの選定にはあまり時間がかけられず、ネットの記事を鵜呑みにした箇所が結構多いです(主に使用するパーツの組み合わせ。ネットで動作が確認できた組み合わせで選出してます)。

最悪だったのは仕事で心が消耗しきった状態で通販でパーツを購入したので、OSを怪しいバイヤーから購入して1回返却する羽目になったり、メモリは間違えてノートPC用のものを購入して返品する羽目になったり、適合しないパーツを購入していることに気づかずPCを解体し始め、その段階で組み立てられないことに気づいたものの、戻し作業があまりに面倒だったため、その後1週間PCが使用不能に陥るなど、我ながらアホなことをしました。慣れないことをするには身も心も余裕がある状態でないとダメだなあと思わされました。

正直もう少しお金を出してBTOで購入していれば今回更新していないパーツも含めたPC全体がグレードアップされ、あらかじめ出来上がったものが届くのでPCが利用可能になる時間も短縮できたと思います。とはいえ自作は完全に自分の思い通りできてちゃん動いたときは軽く感動を覚えますので、次回PCを更新するときは自分の状況をちゃんと見極めてどうするかを決めたいと思います。

 

BTOメーカーから購入したらどのくらいのお値段になる?

最後に大手BTOメーカ(ド○○ラ様)に同じようなスペックで発注したらどのくらいの値段になるかを調べてみました。

詳細の画像は載せませんが、何となく同じようなスペックにして流用するものは省けるものは省くとやっぱり9~10万円程度となります。私のPCと同じスペックのものをつくろうとすると11万円後半くらいとなり、当たり前ですが自作に比べると少し金額に上乗せ分が発生します。

ただBTOはプロが組んでくれたPCがそのまま届くので自作に比べて安心感が段違いですし、上記のようなパーツ間違いもなく、何より待たされる時間とパーツの選定や組み立てにかかる労力が圧倒的に少ないです。

多少お値段に上乗せがありますが、お金を払ってでも時間と労力を最小に抑えたいというのであればBTOメーカーから購入するのが最良かと思っています。

 

まとめ

失敗もありましたが今回のPC更新にはかなり満足しています。正直こういった電子デバイスは日進月歩のごとく進化しているので、更新した時の感動はひとしおです。何より「壊れていないしまだ使えるから」と思っているといつの間にか時代に取り残されるということを思い知ることができたのは大きな収集でした。

1週間PCが使えないというのはなんだかんだで耐えられました。私は平日はネット巡回、動画鑑賞、ソシャゲ(グラブル)、ブログの更新くらいしかしない(というか疲れてできない)ので、所持しているスマホタブレットPS4だけでもなんとかなるためです。

ただ得られる情報量の多さや利便性(特にブログ更新)はPCの方が圧倒的に高いです。またスマホウォークマンのデータ整理、そして意外だったのはPS4はCDに対応していないので、CDを聴く、データ化するために私の場合はPCが必須です。これらの要因があり、私の生活においてはPCは必要かなと改めて思いました。

ということでPC更新における所感を記載しました。今後は今回更新しなかった箇所やアップグレードにも挑戦したいと思います(体力とお金に余裕があったらですがね)。