ZX-6Rと楽しむ人生色々

愛車のZX-6Rとの戯れをはじめとした人生の楽しみや日々心の琴線に触れたことを綴っています。

ガソリンのレギュラーとハイオク、そして軽油との違い

東京アラートが本日の0時に解除されましたが、私は今週から週2程度の出社となりました。久々に原付に乗ったのですがガソリンがなかったので会社帰りに給油。その時にふと思いました。

「そういえばガソリンのレギュラーとハイオク、軽油の違いってよくわかんないな…」

ということで今日もバイク基礎知識を学ぶためにガソリンについて調べてみたいと思います。

 


ガソリンとは何か

ガソリンについて調べるうえで前提となる「ガソリン」について改めて調べてみました。

ガソリンは、クルマを動かすための燃料としてもっとも身近なもの。ガソリンは石油製品のひとつで、原油を精製して作られる。タンカーで産油国から運ばれてきた原油は、製油所の加熱炉で約350℃に加熱され、蒸気(石油蒸気)になって蒸留塔に送られ、沸点によって石油製品に分類・抽出される。
ガソリンは沸点30-180℃。灯油は170-250℃。軽油は240-350℃。残りの重たい油が、重油アスファルトになる。
出典:https://www.webcartop.jp/2017/06/126422/

ガソリンのもとは原油でこれを蒸留すると沸点の違いにより、ガソリン→灯油→軽油となり、残りが重油アスファルトにあるとのことです。アスファルトは皆さんおなじみの道路の舗装に使われるやつですね。重油はボイラーの燃料などに利用されるようです。
ここで軽油がすでに出てきました。ガソリンと軽油の違いは沸点の違いにより分類化されたといえそうです。ちなみに軽油を英訳すると「Dieselディーゼル)」といいます。字のごとく軽油ディーゼルエンジンの燃料として利用されます。たまにネタなのか本気なのかわかりませんが、軽自動車に軽油を入れて大変なことになるという事件が起こりますが、その車にディーゼルエンジンが積まれていないのであれば明確に間違いですね。
ちなみにディーゼルエンジンを搭載したバイクというのも存在するようで、量産車としてはロイヤルエンフィールド・インディアのタウラス(ブレット・ディーゼル)やロビンといったものが有名どころだそうです。

 

ガソリンのレギュラーとハイオクの違いについて

運転免許をお持ちでなくても大概の方が知っているかともいますが、ガソリンには2種類あります。すなわちレギュラーガソリンとハイオクガソリンです。この2つの違いは「オクタン価」の違いにより分けられます。
そもそも純粋なガソリンは自然発火しやすく、そのまま自動車の燃料に使用するとノッキング現象という異常燃焼を起こし、エンジンに不自然な動きや振動を起こします。こういった現象を起こさないために、自動車の燃料となるガソリンには添加物が加えられ、異常燃焼を起こさないよう工夫されています。オクタン価とは上述の異常燃焼の起こしにくさを示す値のことで、オクタン価が高ければ高いほどそのガソリンは異常燃焼を起こしにくくなります。そしてこのオクタン価の数値によってハイオクかレギュラーかの区別がされるのです。以下がオクタン価の基準となります。
 ・ハイオク:オクタン価96以上
 ・レギュラー:オクタン価89以上(96未満)

誰でも認識しているハイオクとレギュラーの違いとして値段の違いがあります(だいたい1Lで10~20円くらい違う)。これはガソリンに投入する添加物の量がハイオクの方が多いので単純にその分お値段が高くなっているというわけです。

 

世の中の「ハイオク指定車」とは何なのか

文字通り給油の際は「ハイオクを入れなければならない」車やバイクのことですね。ハイパワーな車(バイク含む)や多くの外国産の車(バイク含む)が該当します。
特に外車は軒並みハイオク指定なので「どいつもこいつも高級志向め!」と思われがちですがこれはうがった解釈で、真の理由は海外のガソリンになるようです。
とくにヨーロッパではオクタン価が91,95,98の3種のガソリンが売られているようなのですが、車はオクタン価95のガソリンを基準にして作られているようです。この時点で日本のガソリンとしてはハイオクの基準となるので、それが輸入されれば自動的に「ハイオク指定車」となってしまうというわけです。

 

レギュラー車にハイオクガソリンを入れるといいことある?

結論から言うとありません。レギュラー車にハイオクを入れた場合、パワーがあがったりエンジンがキレイになるという話を私も聞いたことがありますが、実際はレギュラーを入れた場合と何ら変わらず、ただ単にレギュラーとの差額分のコストがかかるだけです。
一方、ハイオク専用車にレギュラーを入れるのは極めておすすめできないです。上述の通りレギュラーはハイオクに比べてオクタン価が低いため、ノッキング現象を起こしやすくなりエンジンの故障などを起こしやすくなるからです。
結論としてはハイオク専用車にはハイオクを、レギュラー専用車にはレギュラーを入れるのが一番いいということですね。
なおガソリン車(ハイオク、レギュラー)に軽油を給油したり、ディーゼル車にガソリン(ハイオク、レギュラー)を給油したりした場合は黒煙をあげるなどエンジンの故障の原因になります。軽油ディーゼル車専用の燃料であることを忘れないようにしましょう。

 

まとめ

ということで今日はガソリンについて調べてみました。ご自身の車やバイクに指定された燃料の指定を守らないと最悪エンジンの故障を引き起こしかねませんし、問題がなくともメリットもないというのが上限になります。給油の際は適切な燃料を使用するようにしましょう。

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